俳優ブラッド・ピットと女優アンジェリーナ・ジョリーが共演し、大ヒット映画となった『Mr. Mrs.スミス』の続編が実現しなかった理由は、良いストーリーが思いつかなかったからだった。脚本を手掛けたサイモン・キンバーグがこのほど、続編を製作する動きがあったものの実現しなかった内情を明かした。
キンバーグはJoBlo.comに語った。「最初の映画の強さは、それがラブストーリーであるというところにありました。2人が再びお互いに恋に落ちる、もしくは本当の意味で初めて恋に落ちるんです。そして、ラブストーリーを語る、ラブストーリーをシリーズ化するのはとても難しいんです。なぜなら2番目の映画で何をしようと、彼らがパートナーでありスパイであり、一緒に口論するのに変わりはないものの、2人が恋に落ちるという流れがないですから」
映画は5億ドル(約743億円)の世界興行収入を記録。またプライベートでは、後に結婚したブラッドとアンジェリーナが急接近するきっかけを作った。
2014年から2019年にかけてブラッドと結婚生活を送ったアンジェリーナは以前、同作の続編を望んでいたものの、「オリジナル」な脚本ができなかったことを、MTVニュースに明かしていた。「『Mr. Mrs』の続編ができるかどうか誰かに見てもらったことがあるんだけど、オリジナルなものは何もなかったわ。ただ『2人は結婚する、もしくは子供ができる、もしくは別れる』って感じで、素晴らしいものはなかった」
また、実際にブラッドと交際していたことも問題だったとして「実際に一緒にいる人々がスクリーン上でいちゃつくところを人は見たくないと思う」と続けていた。