スーツ姿で跳ぼう!写真家・青山裕企「ソラリーマンズ」展が開幕「“みんな主人公”になれる写真」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
被写体となった青山裕企「ソラリーマンズ」より=ロケ地・東京、撮影・晴知花(ユカイハンズ)
被写体となった青山裕企「ソラリーマンズ」より=ロケ地・東京、撮影・晴知花(ユカイハンズ)

 写真家・青山裕企の作品展「ソラリーマンズ -東京・香港・京都-」が23日、東京・豊島区のGallery Mejiroで開幕した。

 青山の原点となる作品テーマ「ソラリーマン」は、青山裕企が自ら被写体となってスーツを着て空を跳ぶプロジェクトで、2006年から制作。一般のサラリーマンもスーツ姿で空を跳ばせてきた。これまで写真集4冊が刊行されている。

 青山は「写真をはじめたきっかけとなったのが、セルフ・ジャンプ・ポートレートであり、写真を“撮る・撮られる”楽しさへと原点回帰する作品になっています。子供から大人まで幅広く楽しめる作品であり、“みんな主人公”になれる写真です。今回の写真展・写真集では、自称・日本一顔写真が使われているフリー素材モデルの大川竜弥さんと二人で、東京・香港・京都の三都市を跳びまわりました。難しいことは考えず、とにかく楽しく見ていただければ幸いです」と談話を寄せた。

 青山の新作写真集「ソラリーマンズ」(ユカイハンズパブリッシング、撮影・青山裕企・石迫翔摩・晴知花=ユカイハンズ)も同日に発売。写真展は10月1日まで。開廊時間は午前10時から午後6時。入場無料。

 青山裕企(あおやま・ゆうき)は1978年、愛知県名古屋市生まれ。「ソラリーマン」「schoolgirl complex」「少女礼讃」など、“日本社会における記号的な存在”をモチーフに、自身の思春期観や父親・少女像などを反映させた作品を制作。2009年より写真集などの著書を刊行、現在100冊を突破。台湾、香港、中国、シンガポール、スペイン、ニューヨークなど、海外で個展やアートフェアなどに多数参加。吉高由里子、指原莉乃、生駒里奈、オリエンタルラジオなど、時代のアイコンとなる女優・アイドル・タレントの写真集の撮影でも知られる。

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