俳優クリス・エヴァンス(42)は、映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で主役を演じる機会を初めは断っていたことが分かった。
このヒットシリーズでマーベルのスーパーヒーローを演じたクリスだが、最初に役の話が回ってきた時には、自身のキャリアに「不安」を抱えていたため、難色を示していたという。
全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキ開始前に応じたGQ誌のインタビューで、クリスはこう語っている。「僕は当初、あの役を受けることをとても心配していたんだ」「20代後半には、撮影現場での感じ方や、映画のプロモーションをすることに対する気持ちに大きな変化があった時期だと憶えている。少し不安になっていて、先があまり見えなかった。常に自問していたよ。これがやるべきことかってね」
「自分自身に近づいているのか、離れて行っているのかが分からなかったんだ。そして僕の中の何かが、僕は離れて行っていて、この業界には健康的でない部分があると言い続けていた」
2019年のマーベルの大ヒット作『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、クリスは最後にキャプテン・アメリカ役を演じた。役を再演することに関しては、「二度とないとは言わないよ、とても素晴らしい経験だったからね。でも同時に、とても貴重に感じてる。僕がとても誇りにしているものなんだ。前にも言ったように、それが起こったことすら信じられない時があるよ。お金目当てのように感じられたり、もしくは期待に応えられない、あのオリジナルのものに繋がっていないように感じられたなら、評判を傷つけるようなことはしたくなかった。究極的には、少し演技の仕事を減らしたいと思っているんだ」