YouTubeが俳優で司会者のラッセル・ブランド(48)のチャンネルの収益化を停止した。同社は、コメディアンのラッセルが、6人の女性からレイプ、性的虐待、精神的・肉体的虐待の申し立てを受け、同プラットフォームの「クリエイターの責任に関する方針」に違反していると裁定したかたちだ。
YouTubeはこう声明を発表した。 「クリエイターの責任に関するポリシーに違反したため、ラッセル・ブランドのチャンネルの収益化を停止しました」「クリエイターのプラットフォーム外での行動が、YouTube のユーザー、スタッフ、エコシステムに悪影響を与えていることが判明した場合、コミュニティを保護するための措置が講じられます」
ラッセルのチャンネルは、「深刻な申し立てを受けて」YouTubeパートナー・プログラムから削除、ラッセルが所有または運営する可能性のあるすべてのチャンネルに適用されるという。
一方、所属タレント事務所タヴィストック・ウッドから契約解除されたラッセルは、長年の広報担当者がまだ代理人を務めているかは明らかになっていないものの、今週予定されていた『バイポラリゼーション』ツアー公演は主催者が中止を決定している。
サンデー・タイムズ紙、タイムズ紙、英チャンネル4による共同調査で、4人の女性が2006年から2013年にかけてのラッセルの性的暴行を告発、5人目の女性は2014年に出版した回想録の中で2007年の交際期間中の虐待を告発している。さらにロンドン警視庁は18日、6人目の女性が2003年にロンドン中心部のソーホーでラッセルから性的暴行を受けたとの連絡が17日にあったことを発表した。
ラッセルはこれらの告発を否定し、全ての交際は「合意の上」であったと主張している。