韓国映画の巨匠 イ・チャンドン監督の次回作にウォンビンは?ファンがわずかに期待する復帰理由とは

椎 美雪 椎 美雪
日本で絶大なる人気を誇っていた当時のウォンビン
日本で絶大なる人気を誇っていた当時のウォンビン

 映画「シークレット・サンシャイン」(2007)や「バーニング」(2018)を手がけた韓国映画の巨匠、イ・チャンドン監督の特集上映「イ・チャンドン レトロスペクティヴ 4K」が、8月25日より日本で開始されている。そんな中、同氏が次回作に関するニュースを伝え、ファンを喜ばせたと韓国メディアのdaumが報じた。

 今回の特集上映プロモーションでインタビューに応じたイ監督は「歩いてきた道を戻ってみる瞬間だ」という所感とともに「新作に取りかかる時が来た」と言及。確定していることはないが「来年上半期には撮影を始めたい」と願望を明かした。

 そんな監督の発言を目にした一部の映画ファンは、あるわずかな“望み”を抱きだしている。それは、2010年に上映された映画「アジョシ」以降、俳優活動を行っていないウォンビンの復帰だ。

 今から10年前の2013年、イ・チャンドン監督はウォンビンをはじめ、当時日本でもその美貌で人気を集めていた中国人女優のチャン・ツィイー、韓国のベテラン俳優ソル・ギョングにラブコールを送っていた。ある筋によれば中国人女性と連続殺人犯、その犯人を追う刑事が登場する物語だと言われていた。しかしイ監督は自身の書いたシナリオが気に入らず、制作を中断してしまう。

 この出来事を知る映画ファンは、ウォンビンが今日までに受けた多くのオファーを断り続けているのは、何よりもイ・チャンドン監督作品に出演したいという強い思いがあるからではと見る人が多いという。

 イ・チャンドン監督の7作目となる映画で、果たして2人が一緒にいる姿を見ることができるのだろうか、慎重に期待したいところだ。

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