NFLのテネシー・タイタンズ、ニューヨーク・ジェッツ、アリゾナ・カーディナルスで活躍し、オールスターに当たるプロボウルにも3度選出されたランニング・バック(RB)だったクリス・ジョンソン氏(40)が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断されたことを公表した。右手の握力の低下などの症状から始まり、2025年にALSと診断されたという。
情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」への出演時、ジョンソン氏は「最初は、握力がおかしいとか、なんだか以前より衰えているとか、そういった小さなことだった」と兆候について説明した。そして妻ブリタニーは「最初はアメフトとか彼のキャリアが原因だと思った」「神経が圧迫されているとか、そういった関係のことが原因かと思ったけど、ALSとは思わなかった」と続けた。
検査の結果、孤発性ALSだと診断されたという。ジョンソン氏は「そうでないことを願っていたけど、3回目の検査の結果、ALSだと診断された」「数カ月、延命できる治療について伝えられた。そして、身辺整理をするように言われた」「聞くのも辛かった」「この病気がこれほどショックな理由の1つはそれだ。まさか自分がなるとは思ってもいなかった人にも起こり得る」と説明した。
病状は急速に進行しているというジョンソン氏は、医師からの勧めにより、診断を受けてから間もなく録音した自分の声を利用した音声生成装置を視線で操作して現在は話している。
「1年ちょっと前は7歳の娘がバースデーケーキの前で願いごとができるように抱き上げていたのに、今ではもうできない」と病気の進行の早さを伝えたジョンソン氏。一方で「でも僕という人間であることは変わっていないことを知っていて欲しい。ALSは、僕の身体能力を変えたけど、僕という人間は変えていない」と続けた。
ジョンソン氏はイーストカロライナ大からドラフト1巡目全体24位でタイタンズに指名されて入団。2009年シーズンでは過去に5人しか達成していなシーズン2000ヤードランを記録し「CJ2K」の愛称で呼ばれるようにもなった。3チームで輝かしい成績を残し、2017年シーズンで引退した。