ゴマキ弟・後藤祐樹が人生初カツ丼で験かつぎ 「市民のために」千葉県八街市議選に出馬

杉田 康人 杉田 康人
JR八街駅前で第一声を上げた後藤祐樹
JR八街駅前で第一声を上げた後藤祐樹

 元モーニング娘。後藤真希(37)の弟で、EE JUMPのメンバーだったタレント・後藤祐樹(37)が20日、この日告示された千葉県八街(やちまた)市議選(27日投開票、定数20)に無所属で立候補した。

 後藤は立候補者中、2番目の若さ。この日、同市内のJR八街駅前で第一声。午前4時まで演説の言葉を考えたといい、気温33度の炎天下の中大粒の汗をかきながらマイクを握った。

 2019年に妻・千鶴さんとともに同市へ移住。22年に芸能界復帰した。「私が政治家を志したのは、この八街市に恩があるからです。自分自身を変えていただいた。いろんなことにチャレンジさせていただけるきっかけを作っていただいた街の人々がいた。私が一生かけて恩返しさせていただきたいと八街の全てを通じて感じたこの思いを、政治家として市民のために仕事で返していきたい」と、政界挑戦の決意を語った。

 有権者やファンから握手を求められ、知名度は上々。SNSの活用や、住宅地をひんぱんに周り高齢者への浸透を図る。子どものお昼寝タイムを避けて選挙カーを運転するなど、子育て世代への配慮も欠かさない。「ここ数年たくさんいろんなことに挑戦して、自分の中で目標を掲げたことについては、100%有言実行している。今回八街市を変えたいという思いの中で、掲げたことに関しては必ず有言実行で実現していく自信がある」と公約した。

 人生初という験かつぎも行った。立候補前日、千鶴さんにカツ丼を作ってもらい、食べたという。「きょうはちよっと食べる時間がないなと思って。本当に選挙って、僕が今までしてきた活動とは逆というか、全く畑違いのこと。今の段階でも感触がわからない。ちょっと今は、不安でしかない」と〝選挙にカツ〟の思いを込める。八街市議選には、24人が立候補を届け出。20の議席をめぐり、真夏の選挙戦がスタートした。

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