東京地裁は12日、YouTubeで芸能人らを脅迫したとして、暴力行為法違反などの疑いで起訴された前参院議員のガーシー被告(51、本名・東谷義和)について、保釈請求を却下する決定をした。
ガーシー被告は6月4日、アラブ首長国連邦(UAE)から帰国し、警視庁が暴力行為法違反(常習的脅迫)や強要などの疑いで逮捕。同月24日に証人等威迫容疑で再逮捕した。東京地検は10日、証人威迫の罪で追起訴。弁護人が保釈を請求していた。
参院議員時代に所属していた政治家女子48党の立花孝志氏(55)は12日、国会内で、ガーシー被告の保釈請求が却下されたことを受け「保釈すると命の危険があるので、出てこないほうがいい」とコメントした。
立花氏は、ガーシー被告がYouTubeや会員制オンラインサロン・GASYLE(ガシる)で数億円の収入があったとして「彼のお金の流れが知りたいし、お金の流れは国民も知りたい。ガーシーの口から語られるべき」としながらも「裏側に危険な組織があったことは否定できない。お金の流れが明らかになるまでは出てこられないだろうし、出てこないほうがいい。留置場もしくは拘置所にいたほうが安全」とした。