政治家女子48党のお家騒動で立花孝志氏(55)、斉藤健一郎参院議員(42)らと代表権を争い、自身が党首と主張する大津綾香氏(30)が24日、自身のSNSなどを通じて声明を発表した。
大津氏は「(党首声明)東谷義和容疑者の起訴・再逮捕と党役員の懲戒処分について」と題した声明文をSNSに掲載。党の参院議員だったガーシー容疑者(51、本名・東谷義和)の起訴、再逮捕に触れ「報道に深い憂慮と反省の念を抱いています」とした。
2022年7月の参院選全国比例で、ガーシー容疑者が28万7714票を集め当選したことに有権者に感謝しながらも「このような事件が起こったことに対しては、党としては猛省しなければなりません。東谷容疑者の起訴ならびに再逮捕は、国民の信頼を損ね、政治の品位を傷つけるものであり、重い反省の念を禁じえません」と省みた。
さらに「私たちは、このような事態が繰り返されることのないよう、党規を見直し、政治倫理に厳正な対応を取ることを改めて決意いたします」と、政女党の党規約見直しを明言。「国民の期待に応えるため、私たちは捜査機関への全面的な協力を約束し、真実が明らかになるよう全力を尽くすことを厳粛に表明いたします」と決意した。
大津氏は「党の秩序を著しく混乱させ、信用を大きく損なわせた党役員に対しては、断固たる処分を行う意志を固めました。国民のために政治を行う責任を果たすため、近日中にその処分内容について発表いたします」とし、党首として党役員への懲戒を行うことを予告した。
同党の代表権をめぐる対立をめぐっては、立花氏は9日、国会内で「法務局は『名前の変更ができない』。解任であったとしても、大津さんの辞めるという書類を持って来なさいというのが法務局の考え。辞任であろうが解任であろうが(大津氏の)印鑑、届け出を持ってこいということになっている」などと話し、同党の代表者を斉藤氏とした名義変更届が法務局に認められなかったことを明らかにしている。
立花氏は24日、自身のツイッターで、同党の代表者が斉藤氏にあるという地位確認の仮処分を申し立てることを明かし「黒川敦彦氏と大津綾香氏とは、裁判という形で、最終決着をつけます!この裁判は、民事事件も刑事事件もあるとお考え下さい」と報告した。