韓国でユーチューバーとして活動していたイムブリーさんが11日、配信中に自ら命を絶つ行為をするという衝撃的ニュースが報じられる中、18日に死亡したことが明らかになった。37歳という若さだった。その後、イムブリーさんが生前、ある配信者から深刻な言葉の暴力に苦しめられていたと、韓国メディアのニューシスが伝えた。
同メディアは19日、イムブリーさんの葬儀場で故人の知人Aさんと会い話を聞いたと記載する。Aさんによると、イムブリーさんは数カ月にわたりBという配信者から言語暴力被害に遭っており、悩んでいたという。そして「イムブリーがこんなことになった原因の半分は、Bにある」と明かした。そんなBの暴言は、イムブリーさんが極端な選択をした後も続いていたそうだ。
Bは、イムブリーさんの9歳と7歳のまな娘についても、到底口には出せない暴言を吐いていたといい、これを耳にした故人は生前Aさんに「子どもたちにまでそんなこと言うなんて、(Bに)罪を償わせなければ」と話し告訴準備をしていたという。
そんなAさんは、配信などをしていない社会人でありながら、イムブリーさんの知人というだけで「Bからいじめのターゲットにされた」と告白。「私の身元、会社名、口座番号などを生配信で全て公開し、罵詈(ばり)雑言を浴びせられた」と明かした。
Bは「うそをついてこそ面白い」「私が真実を言ったって誰も信じないから、そこにうそを混ぜる。そうすれば(人々は)話を聞いてくれる」と自身のやり方を合理化。ターゲットに向けて暴言を吐いた後、その動画をすぐに削除するというやり方で毎回視聴者数を稼いでいる人物である。
これにAさんは異議を唱え、放送通信審議委員会へ申告したが「当事者がすぐに該当動画を削除してしまうため、証拠確保ができずアカウント停止の措置が難しい」と回答を受けたと明かした。
Aさんは現在、Bに対して名誉棄損(きそん)、侮辱、通信媒体利用によるわいせつ、児童福祉法違反などの容疑で訴える準備をしている。
★「日本いのちの電話」相談窓口★ 厚生労働省は悩みを抱えている人に対して相談窓口の利用を呼びかけている。
◆ナビダイヤル0570・783・556(午前10・00~午後10・00)◆フリーダイヤル0120・783・556(毎日:午後4・00~9・00、毎月10日:午前8・00~翌日午前8・00)