シュワルツェネッガーとスタローン 同じ部屋にいることができないほど犬猿の仲だった

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アーノルド・シュワルツェネッガー
アーノルド・シュワルツェネッガー

 俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーとシルベスター・スタローンは、確執が最高潮に達していた頃は同じ部屋にいることが出来ないほど犬猿の仲だったそうだ。1980年代、『ターミネーター』と『ランボー』でそれぞれ人気を博していたシュワルツェネッガーとスタローンは、ハリウッド最大のアクション俳優の座を狙い激しい競争意識を燃やしていたことを、ネットフリックスのドキュメンタリー『アーノルド』で振り返っている。

 「私は常に敵を必要としている。彼が『ランボー/怒りの脱出』など映画を出す度に、それを超えるものを作る方法を考えないとならなかった」「私達は全てのことにおいて競争していたんだ。体は筋肉隆々でオイルで光らせてね。どちらがより凶悪か、どちらがよりタフか、どちらがより大きなナイフや銃を使うかなどね。スタローンと私は闘っていた。80年代、私はスタローンなしでは、あのような映画の数々を作り、あれほど一生懸命働く動機を得ることが出来なかったかもしれない」とシュワルツェネッガーは語る。

 一方でスタローンはシュワルツェネッガーについて「私はいつも尻を蹴飛ばされていたよ。私達は非常に敵対していた。一緒の部屋にいることすら我慢ならなかったんだ。人々は私達を離さなければならなかったんだよ」と当時を振り返っている。

 スタローンのキャリアを妨害しようとシュワルツェネッガーが卑怯な策略を使うなど確執は長い間続いたものの、その後関係が改善、1990年代には同じくハリウッドの人気アクション俳優だったブルース・ウィリスを交えて3人でレストラン・チェーン「プラネット・ハリウッド」を立ち上げた。

 さらにシュワルツェネッガーは、スタローン主演映画シリーズ「エクスペンダブルズ」に数回カメオ出演をしているほか、2013年のアクション映画『大脱出』では2人が共演を果たしていた。

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