宇宙人が土星の衛星に生息している可能性があるという。NASA(米航空宇宙局)のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、ガス惑星である土星の6番目に大きい衛星、エンケラドゥスからの巨大な水煙を発見した。
この水煙は6000マイル(約9700キロ)以上に及び、ロサンゼルスからブエノスアイレスまでの距離に相当する長さとなっている。
土星には100以上の衛星があるものの、エンケラドゥスだけが地球と比較可能な液体の水の海を持つ可能性が指摘されており、科学者らは地球外生命体が生息する見込みもあるとしている。
メリーランド州にあるNASAのゴダード宇宙飛行センターのジェロニモ・ヴィラヌエヴァ氏はこう話す。「このデータを初めて見た時、自分が間違っているに違いないと思いました。その衛星の20倍以上の水煙の発見はそれほどショッキングなことだったのです」