1日2杯のお茶を飲むことで記憶力が保たれることがわかってきた。フラバノールといった天然に存在する化学物質が脳の力を向上させ、思い出す力が増すそうで、紅茶、白茶、緑茶などお茶の種類は問わないという。
今回の研究は、65歳以上の3500人を対象にリンゴやベリー類にも含まれているフラバノールの効果について調べたもの。2杯に相当する500ミリグラムのフラバノールを摂取したグループとプラシーボのグループ、それぞれの記憶力について3年に渡る調査を実施したところ、最終的なスコアはフラバノールのグループが平均よりも10.5%記憶力が高くなる結果となった。
英レディング大学のギュンター・キューネ教授はフラバノール摂取量を上げるにはお茶を飲むことが最も簡単な方法だとしてこう話す。「多くの人にとって2杯で十分な量と言えます。お茶であれば、ミルクを入れるかどうかは関係ありません。フラバノールの摂取にそれは影響がありませんから」