スクリーモ/ポストハードコアシーンを代表するア・スカイリット・ドライヴの初代ボーカリストを務めたジョーダン・ブレイクさんが死去した。36歳だった。バンドが、ジョーダンが2日に他界したことをSNSに発表した。死因は現時点で公表されていない。
「悲しみに打ちひしがれている中、今日の早朝にジョーダンを失ったことを皆に伝えなくてはならない。ジョーダンは、その否定し難き情熱と共に、エモ/ポストハードコア音楽シーンにおける草分け的存在だった。自分のファンを家族のように愛していた。彼が伝えたかったストーリーは、詞の中に宿り、その声に込められていた。彼の所作に現れ、君たちは自分の心の深いところでそれを感じたはずだ。俺たちは彼との思い出、一緒に作った音楽を永遠に大切にしていくことだろう。愛しているよ、ジョーダン。向こうでまた会おう、兄弟。俺たちの心にお前はずっといる」
声明はこう締められている。「ジョーダンの家族のプライバシーと弔いの時間を尊重したい。追って通知があるまで、俺たちはこれ以上コメントはしない。連絡をくれ、親切な言葉をかけてくれた全ての人にありがとう。彼のレガシーは皆の中に生き続ける」
ジョーダンは4月25日、ホームレス生活から抜け出したことをツイートしていた。「この2週間、俺の人生には予期せぬ出来事がたくさん起こった。俺の記憶が確かなら、それは全てかなりポジティブなものだ。俺はもうホームレスじゃなくなった、だがそれ以上に大事なのは、仕事が増えたことで、自分のスタジオを大きくアップグレードできるようになったことさ」
メンタルヘルスの問題と闘ってきたジョーダンは、2カ月に渡った入院生活の後、医師の命令に背きICUを退出。2007年の時と同じく、自分の血液から細菌が見つかったと最近ツイートしていた。
2005年から07年までア・スカイリット・ドライヴでフロントマンを務めたジョーダンは、昨年にはデビューEP『シー・ウォッチド・ザ・スカイ』の15周年を記念してバンドメンバーらと再会を果たしていた。