ゆで卵から“なんか”生まれた 74歳父のささやかな趣味「はみ出し生物」が大反響「命を与えている」

藤丸 紘生 藤丸 紘生
ゆで卵から“なんか”生まれた! さちうす子(@kisekimachi)さんのツイッターより
ゆで卵から“なんか”生まれた! さちうす子(@kisekimachi)さんのツイッターより

 ゆで卵をゆでていると、白身や黄身が少しはみ出てしまった…。誰もが経験したことのある失敗を利用した、ささやかだけれど、なんだか楽しい趣味がSNS上で話題を呼んでいる。

 さちうす子(@kisekimachi)さんが27日、自身のTwitterに「毎朝、ゆでたまごを作って食べる父(74歳)のささやかな趣味『なんか生まれたらみんなに写メを送る』で送られてきた子」とつづり、写真を投稿。はみ出た白身に黒ごまを付け、人形の生物がにょろっと顔をのぞかせているように見せるというクセになる仕上がりだ。

 さらに、翌28日には「こんな子も生まれました」ともう1体を紹介。今回は白身だけでなく黄身もはみ出しているが、それをアヒルのくちばしに見立てるアイデアを披露。目は菓子パンのチョコチップで再現しているという。

 さちうす子さんによれば、お父さんは自分でゆでた卵を毎朝一つずつ食べる習慣を長年続けているという。ひび割れから白身や黄身がはみ出すのは1カ月に1回ほどで、それが何者かに見えるのはごく一部であるため、「はみ出し生物」は1年に1~2体しか誕生しない貴重な代物である。

 そのぶん、誕生した時の喜びはひとしおのようで、お父さんは誕生する度にさまざまなアングルから撮影。写真は家族のLINEグループに投稿されるのだが、さちうす子さんによれば「家族はだいたい温かい目でスルーです(笑)」とのこと…。

 しかし、投稿されたツイートはスルーされずに大反響。30日時点で、5万件を超えるいいねが寄せられ、「かわいい」「お父さんのセンス抜群です」「ゴマで命を与えている(笑)」「ゴーストバスターズみたい」「失敗じゃなくて『なんか生まれた』の発想が最高にいい」など多くの称賛の声が集まった。

 さちうす子さんも「みなさんが口々に父の可愛らしさやセンスを褒めてくださるので、私もとても嬉しい」と喜んだ。お父さんも反響を喜んでいるといい、「『はみ出し生物作家』として次回作に意欲満々です」と、新たな「生物」の誕生を心待ちにしている。

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