歌手のティナ・ターナー(83)は、自分の脚が声と同じくらい「有名」であることに慣れたという。脚に200万ポンド(約2億6800万円)以上の保険がかけられていると報じられたこともあるティナが、トレードマークとなった脚について明かした。
ティナはザ・サン紙に、こう語っている。
「時々、声と同じくらい私の脚は有名なんだと感じる」
「踊るのにより楽だから、脚を出していただけなんだけど、それが私のスタイルのようになったよ」
「若い頃は、自分の体のどの部分にも自信が持てなかったけど、脚が注目されるようになって、大丈夫なんだって思ったわ!」
グラミー賞受賞歴があるティナは、2009年にライブパフォーマンスを引退。自分のライブがどんなものだったかを新しいファンに知ってもらうために、ウエストエンドでミュージカル『ティナ』を作ることにしたという。これまでの5年間の公演の中で、ティナ役を演じた女優たちに感銘を受けたと明かすティナはこう続けた。
「私の真似をするのではなく、自分自身の中に1つの私というバージョンを見つけなければならない」
「歌やダンスだけでなくて、私を演じるための演技の才能は計り知れないものがあるわ」
「1人の俳優が、17歳から40歳までの私を演じて、ほとんどステージを離れる事がないのよ」
ティナはまた、1976年に離婚を決めた元夫の故アイク・ターナーとの暴力が絶えなかったという結婚生活など、自身の激動の人生を取り上げた同ミュージカルについて、「私は、スタジアムを満員にする最初の黒人女性ソロ・ロック・アーティストになるために懸命に闘った」「次世代の女性のために、その道を切り開く役割を果たせたことを誇りに思う」と語った。