春の早期離職女子がマッチングアプリでリクルート!? 就職サポートに使える意外な理由

こずえ こずえ

 新社会人たちが新たなスタートをきる4月。がむしゃらにがんばろうとする人たちがいる一方で、「やっぱりこの仕事は合わないな」や「職場の人間関係が辛すぎる!」などが理由で、入社から半年未満で退職してしまう“超早期離職者”が増えているそうです。

 だからといって、すぐに希望の業界や職場が見つからないのが転職の難しいところ。そんな中、女性たちのリクルート活動で活用されるようになっているのが、マッチングアプリです。面接ほど堅苦しくなく、その業界のホンネを知ることができて、運が良ければその人が就職のサポートもしてくれるということで人気となっています。一体、どのような方法でマッチングアプリを使って転職活動をされているのでしょうか?実際に、マッチングアプリでメディア関連の企業に転職したという、西脇あやのさん(仮名/31歳)にお話を聞きました。思わず、「へぇ〜」と、うなってしまう使い方がありました!

「女子の方が転職活動に使えますよ!」

 当時、一般企業に勤めていた西脇さんは、人間関係のストレスから転職活動をスタートさせましたが、既存のリクルートサイトではなかなか転職先を見つけられなかったと言います。「その時、勤めていた会社も業界では大手だったので、求人内容はとっても魅力的だったんです。でも、入社してみると、昔ながらの上下関係が厳しく息苦しい環境でした。『もう騙されたくない!』と思うと、求人内容を見るだけでは選びきれなくて……。面接に行くのも時間が掛かるし、どうしようかなと」

 その時、転職活動の大きなヒントになったのが、マッチングアプリだったそうです。「偶然、出会った男性に仕事のお話を聞くと、利害関係もないし、お互い気軽に何でも話せるので、『これって、業界調査みたいなもんかな』って気付いて。それからは、男性と出会ったら、真っ先に仕事の話を聞くようにしていましたね」と西脇さん。

 西脇さんは、それからいろいろな工夫をするようになったそうです。例えば、「この業界に進みたい!関心がある!」と思っても、具体的な企業名を記載している人が少ないため、なかなかその業界にいる人と出会うのが難しい。そこで、活用したのが、位置情報。希望する企業の所在地や、その業界が集まるエリアで検索したり、位置情報を登録したりしておくことで、目当ての男性とマッチングしやすくなるとのこと。

 「今の転職先は、マッチングアプリで出会った人に、『退職が決まったら、相談してね』と言われて、本当に辞めた直後にご連絡したんです。すると、ちょうど社員を募集している企業の方をご紹介してくださって、希望していたメディア業界に転職ができました。その方との関係は……今も、良い友人関係ですかね(笑)」

 「恋愛を目的にしている場所でそんなことをしていいの?」と思ってしまいますが、会う前にちゃんと説明をしていたので、トラブルになったことは一度もないとのこと。これまでの転職活動に疲れた人こそ、マッチングアプリでのリクルートを活用してみてはいかがでしょうか?

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