アメリカの独立系レコードレーベル「ビッグ・マシーン・レコード」創設者のスコット・ボーチェッタ(60)がレースカーの衝突事故で病院に搬送された。26日、ジョージア州ブラセルトンのサーキット、ロード・アトランタで開催されたイベント「トランザム・レーシング・シリーズ」での事故に巻き込まれたスコットだが、安定した状態だという。
ビッグ・マシーン・レーベル・グループは「ビッグ・マシーン・レーベル・グループのチェアマンでCEOのスコット・ボーチェッタが昨日3月26日の『トランザム・シリーズ』のレース中に発生した事故に巻き込まれました。怪我の診察で病院に搬送され現在安定した状態です。皆さまには、ボーチェッタの家族のプライバシーを尊重して下さいますようお願いします」と声明を出した。
衝突事故は24周目に発生したそうで、「トランザム・シリーズ」は「トランザムの全スタッフ及びマネージメントを代表して、スコット・ボーチェッタの早期の回復を願っています。スコットは熱心で優秀な選手です。チームオーナー、ドライバー、パートナーとしてのトランザムへの献身がそれを証明しています。我々のドライバー、チーム、現場の人々の安全が最優先事項です。レースコースの安全及び医療チーム、更に最善のケアをしてくれている地域の病院のスタッフの方々に深く感謝しています」とした。
「NASCAR Xfinity」のチーム、ビッグ・マシーン・レーシングのオーナーでもあるスコットは、今回の事故で大衝突を起こした際、意識はあり、病院までの道のりでも話をしていたという。
「トランザム」の放送チームはレースサイトTobyChristie.comで「スコットは大丈夫です。意識はあり、チームとも話が出来ていますが、病院に向かっているところです。大衝突でしたが、現在きちんとしたケアを受け、病院に搬送されています」と話している。
スコットは、2019年にテイラー・スウィフトの最初のアルバム6枚のマスターレコードを所有していた自身のレーベル、ビッグ・マシーン・レコードを売却して話題となっていた。