岸田首相がゼレンスキー大統領にしゃもじ贈った理由 維新・音喜多駿氏「ロシアを『めしとる』意味あるのか」

杉田 康人 杉田 康人
参院本会議で答弁する岸田文雄首相
参院本会議で答弁する岸田文雄首相

 岸田文雄首相(65)は27日の参院本会議で、ウクライナ訪問時にみやげ物として、ゼレンスキー大統領へ地元・広島の「必勝しゃもじ」を贈った理由を問われ「ロシアによるウクライナ侵略に、果敢に立ち向かうゼレンスキーおよびウクライナ国民への激励と、平和を祈念する思いを伝達するためのもの」と述べた。

 日本維新の会・音喜多駿政調会長(39)の「必勝しゃもじを贈られたとのことですが、しゃもじには『飯(めし)をとる』、すなわち『敵を召し捕る』との意味が込められており、日露戦争にも由来すると言われている。ウクライナに対して、ロシアという敵を召し捕るという強いメッセージを込めているのか、贈答品に込めた率直な思いをうかがいます」との質問に答えた。

 岸田首相は「必勝しゃもじに加え、平和を祈願するという意味合いを込めて、宮島御砂焼(おすなやき)による折り鶴をモチーフにしたランプです」を、しゃもじと折り鶴のランプを贈ったと説明した。

 しゃもじは広島の名産品で、縁起物として知られる。日露戦争や日清戦争の際、出征兵士が「めしをとる→敵をめしとる」の語呂合わせで厳島神社に奉納したことが由来で、必勝の験かつぎにも使われている。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース