野球日本代表・侍ジャパンがWBC初陣を勝利で飾った9日の中国戦。TBS系で生中継された試合は、平均世帯視聴率41.9%を記録した(数字はビデオリサーチ日報調べ、関東地区)。家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンへの「注視」を測るREVISIO株式会社はこのほど、同中継において視聴者がどのシーンに最も釘付けになったのか、毎分の注目度データを使って分析し、その結果を公開した。
最も注目されたシーンは、始球式(午後6時57分)で注目度は73.3%を記録。サッカー日本代表・森保一監督がマウンドに上がって始球式を行い、捕手役を務めた広島・栗林良吏投手と握手をするまで注目され続けた。意外にも視聴者が最も注目したシーンは試合前。同調査では「ついに試合が始まるというシーンで注目されたと考えられる」としている。
2番目に注目されたシーンは、四回1死一、三塁で迎えた大谷翔平投手の打席(午後8時38分)で、注目度は73.1%。カウント1―1から注目され、3球目を打った左中間フェンス直撃の2点タイムリー二塁打、その後のリプレーシーンまで注目が続いた。
3番目に注目されたシーンは、同じく大谷が二回2死満塁で迎えた打席(午後7時56分)で、注目度は70.5%。カウント1―1から注目され、その後カウント3―2になったところまでよく見られた。
◆分析データ
対象日時 2023年3月9日 午後6時から11時
放送局 TBS
属 性 個人全体
地 域 関東エリア(2000世帯)
◆注目度
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合