歌手で女優のIU（アイユー）が、麻浦（マポ）区上岩洞（サンアムドン）ソウルワールドカップ競技場でのコンサートを控え、近隣住民に特別なプレゼントを贈ったと21日、韓国メディアのwikitree（ウィキツリー）が伝えた。
記事には、麻浦区にある城山（ソンアン）市営アパートの住民の証言として「各世帯の玄関前に、IU側が用意した従量制袋（地区の指定ごみ袋）が、一束置かれていた」と記載されていた。
ソウルワールドカップ競技場では最近、有名アーティストたちの公演が相次いで開催され、同所から200メートルほど離れた市営アパートの住民らは、騒音による不快感を訴えていた。これは、ソウルワールドカップ競技場と同規模サイズである、蚕室（チャムシル）メインスタジアムが昨年8月より改装工事に入ったため、大規模なコンサートのできる場所が、ほかになくなってしまったことが要因だ。
今年4月にはSEVENTEENが、5月には韓国で絶大な人気を誇る歌手のイム・ヨンウンが、ソウルワールドカップ競技場でコンサートを開催。そして、9月21日と22日にはIUが同所でコンサートを行う予定となっている。
そんな中、IUから従量制袋をもらった住民は、アパートのコミュニティー内で認証コメントを続々と投稿しているという。ある住民は「今週末は（競技場で）IUのコンサートが予定されているが、帰宅すると玄関のドアに、IUからのプレゼントが引っ掛かっていた」と報告。また別の住民たちも「ここに10年以上住んでいるが、自分のコンサートのために、住民たちへ了承を求める歌手は初めてだ。IUの気遣いに感動した」「従量制袋はどの家庭でも必要で、実用的なプレゼント」「これを、限定版グッズだと思って保管する」「IUの心配りが本当にあたたかい」などと、称賛の言葉をつづっている。
IUは、2024年3月からワールドツアー「HEREH」を開始し、8月2日にLAで大団円を迎えた。ソウルワールドカップ競技場でのコンサートはそのアンコール公演となり、約10万枚のチケットが即時に完売となった。
