「屋根の上のバイオリン弾き」出演俳優が死去、87歳 認知症で闘病していた

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 トポルさん
 トポルさん

 ミュージカル『屋根の上のバイオリン弾き』で貧しい牛乳売りのテヴィエを演じたことで知られる俳優のトポルさんが9日死去した。87歳だった。

 死因はまだ公表されていないものの、トポルさんは何年も認知症と闘っていたとデッドラインは伝えている。

 1950年代イスラエル軍の劇団で演技を始め、1956年にガリア・フィンケルシュタインと結婚、3人の子供、数人の孫たちに恵まれイスラエルで最も愛されたトポルさんは、過去にゴールデングローブ賞を2回受賞、トニー賞にもノミネートされている。また、1964年に主演したイスラエル映画『Sallah Shabati(原題)』がイスラエル史上初のアカデミー賞ノミネート作品となり、それが映画界で一躍有名となるきっかけとなった。その2年後にはカーク・ダグラスと共演した『巨大なる戦場』で英語映画デビューを果たし、2015年には映画と文化への貢献が称えられイスラエルで最も栄誉ある生涯功労賞を受賞した。

 他にも『フラッシュ・ゴードン』のハンス・ザルコフ博士役や1981年の『007/ユア・アイズ・オンリー』でロジャー・ムーアとも共演。ステージでの公演数は3500回を超えていた。

 トポルさんの訃報を受け、ケイリー・エルウィスやイスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領らが追悼の言葉を寄せている。

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