第5回WBCが8日に開幕を迎える中、観戦ファンのグルメ事情を示す数字が明らかになった。リクルート社の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」はこのほど、「野球観戦グルメ」について、20代から60代の男女1035人にアンケート調査を実施した結果を発表した。
自宅テレビで野球観戦をするときに食べたいものについて、ホットペッパーグルメ外食総研がピックアップした20品目からは、1位「フライドポテト」(27.4%)、2位「ピザ」(27.1%)、3位「唐揚げ・フライドチキン・チキンナゲット」(26.8%)の順だった。また、テレビでのサッカー観戦と比較したときに野球観戦の方が「食べたい」とされたグルメが多く、20品目中15品目で野球観戦の方が高いスコアが出た。20品目の平均値でも野球観戦は12.1%、サッカー観戦は10.9%という結果だった。
同総研の研究員は「昨年はサッカー旋風が巻き起こりましたが、野球からも目が離せません。観戦グルメの観点では、サッカーよりも野球の方が『食べたい』が多い結果になりました。これは一般的に、サッカーよりも野球の方が競技時間が長いことが多いのも一因かもしれません。また、競技の特性上、サッカーは攻守が目まぐるしく入れ替わるので落ち着いて食べづらいのに対し、野球は攻守チェンジの間に少し時間があるなど、食事と相性がいいからというのも理由になりそうです」と指摘。ランキングでは野球・サッカーともに、上位に入ったのは「応援しながら片手で食べられる」ような「屋台グルメ」ばかりである点も挙げた。
また、WBCへの関心については、「見る」「たぶん見る」を合わせた割合は全体で49.0%と約半数。また、「見る」「たぶん見る」の合計について男女別に見てみると、男性は62.6%、女性は35.3%と約1.8倍の差があることが分かった。
※アンケートの対象20品目=ピザ、唐揚げ・フライドチキン・チキンナゲット、フライドポテト、焼き鳥、焼きそば、たこ焼き、寿司、ホットドック、フランクフルト・ソーセージ、幕の内弁当、餃子、ハンバーガー、かつ丼・かつ、パスタ、うなぎ、カレー、アイス、クレープ、うどん、お好み焼き
◆アンケート調査概要 調査時期:2023年1月31日(火)~2023年2月1日(水)、調査方法:インターネットリサーチ、調査対象:全国20代~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)、有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)