大谷翔平が前回に続き1位、青少年の「好きなスポーツ選手」調査 2位に羽生結弦、3位に大坂なおみ

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部

 笹川スポーツ財団は4日、「好きなスポーツ選手」調査の結果を発表。青少年(12~21歳)では1位が大谷翔平、2位が羽生結弦、3位が大坂なおみだった。桃田賢斗と池江璃花子が初めて上位にランクインした。調査は今年6月から7月に実施。大谷は19年の前回に続き1位で、2位と9.4ポイント差となった。

 全体では1位・大谷翔平(野球、13.0%)、2位・羽生結弦(フィギュアスケート、3.6%)、3位・大坂なおみ(テニス、3.2%)、4位・錦織圭(テニス、2.7%)、5位・桃田賢斗(バドミントン、2.6%)、6位・池江璃花子(水泳、2.0%)となった。

 大谷は大リーグの新人王を受賞した18年以降、打者に専念したシーズンもあったものの、今シーズンは投打で好成績を収め、ベーブ・ルース以来の二刀流の活躍は、全米、日本のみならず世界中から大きな注目を浴びた。17年から3調査連続2位の羽生は、21年に世界フィギュアスケート選手権で3位となるなど継続して活躍している。19年から3位に上がった大坂は、20年全米オープン優勝や21年全豪オープン優勝など引き続き優秀な成績を収めており、今回の調査でも3位を維持。上位4選手に2019年から変化はみられないものの、前回調査まで10位圏外だった桃田と池江がそれぞれ5位と6位にランクインした。

 学校期別にみると大谷が中学校期12.5%、高校期12.2%、大学期11.6%、勤労者18.9%といずれの学校期においても1位。中学校期では坂本勇人(野球)と大坂、高校期では大坂、大学期では羽生、勤労者では錦織、羽生、山川穂高(野球)が2位で続いた。

 同財団の広報担当は「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、現地で直接観戦できる機会が少ない時期の調査であったが、好きなスポーツ選手には合計293名の名前が挙げられた。なかでも、メジャーリーグベースボール(MLB)ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は2位と9.4ポイント差をつけ1位となった。2021年6月、7月のアメリカン・リーグ月間最優秀選手(MVP)の受賞や、日本人選手シーズン最多本塁打など今シーズンの活躍ぶりが調査結果に反映されたと考えられる。全体の上位4選手は2019年調査から変化はなく、世界で継続的に活躍している選手の名前が挙がっている。性別にみると2~4位の選手は男女で異なり、男子は全員男性選手だが、女子では女性選手がランクインし種目にも違いがみられる。学校期別の結果は、大谷翔平がいずれも1位であり、性別や年齢に関係なく今シーズンの活躍ぶりが注目されている」とコメントした。同調査は隔年で実施される。

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