ガーシー参院議員、帰国しない可能性に言及「逃げたと言われてもいい」8日に国会で陳謝も

杉田 康人 杉田 康人
ガーシー前参院議員
ガーシー前参院議員

 NHK党のガーシー参院議員(51)が2月28日夜から1日にかけて、インスタライブなどで自身の思いを語った。帰国し「議場での陳謝」の懲罰を受け入れることを参院に伝えているが、不当逮捕やパスポート停止などの可能性に触れ「身の安全が一番大事。これはどうしようもないと思ったら『逃げた』と言われてもいいから帰国しない」と語った。

 日本にいる自身の弁護士や、政策秘書をつなぎ生配信したガーシー氏は、刑法や国会議員の不逮捕特権、国会法について何度も確認。「懲罰委員会や警察の動きが、外部的な圧力が動いている風に見えて仕方が無い。常識を覆すような圧力がかかっている。そこの部分の確認が取れないと、日本に帰りたくないというのが本音です」と吐露した。

 参院選でガーシー氏に投票した約28万人の有権者に応えたいとしたが「帰国はしたい。陳謝もしたい。国民のために働きたいんですけど、あまりに不透明で、わけのわからんことが連日連夜起こっている。警察も露骨に動き出している」と、自身への〝包囲網〟が強まっていることを警戒した。

 8日の参院本会議が陳謝の場となることが有力。応じなければ除名が不可避となる。「辞めるとしても爪痕は残したい。引き下がったらあかん。だから帰国せなあかんと思った。ギリギリまで戦いたい。逃げたくない」と、タイムリミットを前に焦る思いも。「ぼくの気持ちは、9割帰りたいと思っている。何らかの手段を考えて欲しい」と弁護士、秘書に訴えていた。

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