英国北部にあるハドリアヌスの長城にあるローマ時代の砦から、大人のおもちゃらしきものが見つかった。専門家によると、2世紀に作られた木のオブジェで、ヴィンドランダ遺跡の溝の中から発掘されたもの。旧ローマ帝国から見つかった最初期の木製の男性器の可能性があるという。
ニューキャッスル大学とユニバーシティ・カレッジ・ダブリンの研究チームは、初めそのオブジェを裁縫道具と考えたものの、両先端が明らかに滑らかな仕上がりとなっており、性的な目的で繰り返し使用された可能性を挙げている。
一方、幸運のシンボルもしくは食材をすり潰す道具だった可能性についても研究チームは否定しておらず、結論は出ていない。
ニューキャッスル大学の考古学のロブ・コリンズ准教授は「古代ローマ人やギリシャ人が性的な道具を使用していたことはわかっています。ヴィンドランダ(ハドリアヌスの長城にある砦)から見つかったこのオブジェもその類いの可能性があります」と話した。