エジプトで発見された奇妙なトンネルが、クレオパトラの墓の秘密を解くカギになるとの期待が高まっている。専門家らによると、エジプトの神殿の下から最近見つかったトンネルが、古代エジプト最後の女王クレオパトラと、その恋人でローマの将軍マルクス・アントニウスの眠る場所へ続く道である可能性があるという。
古代エジプトの首都アレクサンドリアにあるタップ・オシリス・マグナ神殿で見つかったトンネルについて、調査隊の一員で考古学者のキャスリーン・マルティネス氏は「もし女王が眠っていた場合、21世紀で最も重要な発見となるでょう」と自信を見せ、「クレオパトラの墓として最も適した場所です」と続けた。
一方、神殿の中では古代の工芸品も発掘。クレオパトラと古代ギリシャの戦士アレクサンドロス大王両者の名前が書かれたコインも見つかっている。
ドミニカ共和国のサント・ドミンゴ自治大学で研究を続けるマルティネス氏は「エジプト最後の女王がそこに埋葬されている可能性が1%でもあるなら、その探索は私の義務であります」と意気込みを述べている。