猪木さんの孫も格闘技の道へ 寛太さん「ボクシングをやりたい」プロも視野 もう一人はUFC参戦目標

杉田 康人 杉田 康人
アントニオ猪木さんに授与された位階「従四位」とともに「ダァ~!」のポーズを見せる孫の猪木寛太さん(左)と弟の啓介氏=国会内
アントニオ猪木さんに授与された位階「従四位」とともに「ダァ~!」のポーズを見せる孫の猪木寛太さん(左)と弟の啓介氏=国会内

 2022年10月1日に79歳で死去した元プロレスラーで参院議員を務めたアントニオ猪木さん(本名・猪木寛至)が23日、叙位・叙勲を受けた。政府から従四位(じゅしい)、旭日中綬章(きょくじつちゅうじゅしょう)が授与され、参議院内で弟の猪木啓介氏(74)と孫の猪木寛太さん(ひろた、20)が受け取った。

 寛太さんは、猪木さんの娘・寛子さんの長男。「母も弟も喜んでいる」と笑顔を見せた。猪木さんは現役時代の身長が191センチで、寛太さんは180センチ。米ロサンゼルス在住で、サンタモニカ大学で自動車工学を専攻。弟のナオトさん(14)は、総合格闘技のUFC参戦を目指しアマレスや柔術、ムエタイに励んでいる。弟と猪木-アリ戦の動画を見たことがあり、弟の格闘技熱は猪木さんの影響だという。

 猪木さんの形見となった真紅のネクタイを締め、燃える闘魂を継承する寛太さんは「ボクシングをやりたい。プロになるかどうかは大学を卒業してから決める」と、祖父ばりのファイティング・スピリットをのぞかせる。〝猪木イズム〟を受け継いだ孫2人が、リングに上がる日を期待させた。

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