「こち亀」にも登場 東京・上野の廃駅「博物館動物園駅」デジタルで復活!通常入れないエリアまで3Dに

近藤 理菜 近藤 理菜

かつて東京・上野にあった「博物館動物園駅」をデジタル上で3Dモデル化し、蘇らせた動画がSNS上で話題となっている。 

「上野の廃駅『博物館動物園駅』を3Dモデル化!通常は入れない奥のエリアまで生成してるので、見学で入ったことある方でも新鮮に楽しめるかも。」とこの動画を紹介したのは株式会社ホロラボ藤原龍さん(@lileaLab)。

2004年に乗降客数の減少や老朽化が懸念され廃駅となった博物館動物園駅。当駅は漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」でも題材となった駅でもある。今回の動画では構内にあった時刻表や路線図までも詳細に3D化されており、歴史のある駅を誰でもウェブ上でアクセスできるようになっている。本プロジェクトは東京藝術大学美術学部建築家の金田研究室が「博物館動物園駅」を3Dモデル化してほしいとの声を聞き、始まった。

SNSユーザー達からは今回の投稿に対し、

「母校すぐ近くにあった謎の建物。かつて地下鉄の出入り口だったというのは知ってたけど、中もこんなに残ってたんだ。」「うわぁ、幼少期に祖母と利用した記憶が蘇ります。

最初の階段の踊り場の所で廃止の記念切符買ってもらったのを覚えています。」「すご。あそこってこんな風になってたのか!」など数々の驚きの声が寄せられている。

この作品のフォトグラメトリ(※写真測量とも呼ばれる、普通のカメラなどで撮影された複数枚の写真から3Dモデルを作成する技術)を担当した藤原さんにお話を聞いたところ、「上りと下りのホームを繋ぐ連絡通路が暗闇だったため、普通の撮影ではフォトグラメトリが不可能でした。そのため今回は新たに被写体に影の出にくいリングストロボを導入したのですが、これにより明るく、綺麗な素材を撮影出来ました。しかし電車が行き交うホームではストロボは使えないため、シャッタースピードが場所によっては4秒になるなど、いつも以上に時間のかかる撮影となりました。」とのこと。

また、ワールド制作に関わった東京藝術大学非常勤講師の秋田亮平さんによると「VRや電車が好きな方の反響の他に、過去に利用した方などが思い出などを語ってくれる反響が寄せられ、嬉しかったです。スマートフォンでも体験できるので、初めての方も複数人で同時に入って探索してもらうことで、何かと話題のメタバース上での交流のきっかけにもなってもらえるといいかなと思います。」ということだった。

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かつて博物館動物園駅を利用していた人にとっては懐かしすぎるこの作品。また、普段は入れないエリア見られるのも貴重な経験になる。ご興味ある方は是非、作品をチェックしていただきたい。

 

藤原さん関連情報

Twitterアカウント:https://twitter.com/lileaLab

京成電鉄 旧博物館動物園駅VRプロジェクトのプレスリリース:https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/kYgYOodm.pdf

デジタル芸大β:https://dt.geidai.ac.jp/?p=409 

「デジタル上野の杜」プロジェクト公開(TOKYO GEIDAI DIGITAL TWIN):https://dt.geidai.ac.jp/?p=827

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