ゆりやんレトリィバァ、〇×クイズ棒で堀未央奈のピンチ救う 「日本ホラー映画大賞」授賞式

山本 鋼平 山本 鋼平
川上颯太監督に〇×クイズ棒をかざすゆりやんレトリィバァ=都内
川上颯太監督に〇×クイズ棒をかざすゆりやんレトリィバァ=都内

 ホラーに限定した一般公募によるフィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」の授賞式が21日、東京・EJアニメシアター新宿で行われ、女性審査員のお笑い芸人・ゆりやんレトリィバァ(32)が元乃木坂46で女優・堀未央奈(26)のピンチを救った。

 ゆりやんは選考委員特別賞の講評で「人間です」とあいさつし、「危険な人間と思われているかも知れないので、安全だと証明します」と、音で○と×を示すクイズ棒を手に、自らの体にかざし、ピンポーンと○を出して「安全です」と笑みを浮かべた。

 「いい人生」で受賞した川上颯太監督が「人です」と挨拶を始め、「この場でケツを出しちゃおうとも思ったが、良かったです」とユーモアを交えて喜んだことに、ゆりあんが反応。「危険な人間かも。チェックさせて」と川上監督に駆け寄り、クイズ棒で同じ様に〇を出して盛り上げた。

 堀未央奈は俳優を表彰するホラーちゃんねる賞で、「彼は僕だったかもしれない」に出演した15歳の二色冬香にトロフィーを贈呈。ガチガチの二色の体に手を当て、緊張をほぐす心遣いを見せた。一方、6人の審査員による講評では、大賞選考時に票が3対3に割れ、堀が「わたし裏切っていいですか」と意志を変えたことが選考委員から明かされた。

 堀は「それ言っちゃうんだ~」と苦笑い。さらに大賞を逃した作品を発表する流れになると、慌てた様子で「そしたら私がその作品の方に恨まれる可能性が…。ホラーですよね。やめてください、ちょっと」と訴えた。すかさずゆりやんが、マイクに近づき作品名を話そうとするも、肝心な箇所で、口元に当てたクイズ棒からブーと×を出して場を治めた。堀は「すごい。(クイズ棒の)使い勝手がいい」と感心していた。

 選考委員長の映画監督の清水崇氏、堀未央奈、ミュージシャンの小出祐介(Base Ball Bear)、映像クリエイター・監督・声優のFROGMAN氏、映画ジャーナリストの宇野維正氏、ゆりやんレトリィバァの6人によって、選出された6作品は次の通り。「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」が大賞に輝いた近藤亮太監督は、主催のKADOKAWAから商業映画監督としてデビューする。

 ◆豆魚雷賞「絶叫する家」(監督・比嘉光太郎)、MOVIE WALKER PRESS賞「笑顔の町」(監督・小泉雄也)、オカルト部賞「The View」(監督・中野滉人)、株式会社闇賞「FAAAWWW!!!」(監督・鬼木幸治)、ニューホープ賞「NEW GENARATION/新世代」(監督・三重野広帆)、ホラーちゃんねる賞「彼は僕だったかもしれない」(俳優・二色冬香)、アニメ部門賞「学校が嫌いだ」(監督・奥田悠介)、選考委員特別賞「いい人生」(監督・川上颯太)、大賞「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」(監督・近藤亮太)

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