NHK党の立花孝志党首(55)が20日、国会内で党の定例会見に出席。一部週刊誌で年金保険料の未納疑惑が報じられた日本維新の会の中条きよし参院議員(76)について「NHK党としては、年金を将来受け取らないという方については、年金の支払いを拒否することを応援します。中条きよしさんのご主張はいたって合理的なもの。中条さん、NHK党はお待ちしています」と擁護し、ラブコールを送った。
立花氏は、中条氏が年金保険料を数十年に渡って納めず、累積金額が約750万円に上るとの報道に「年金を払わない人が年金くれって言ったらこれはさすがにダメでしょうけど『年金もらわないから払いませんよ』というのは、国民からすると当然のこと。税金ではありませんので。いたってまともなことを言っているのに、国会議員の質を欠くっていう風なことを言っているのが理解できない」と述べた。
「自民党にも不払い3兄弟みたいなのがいた。小泉純一郎さんは、確か払ってなかった時期があったと理解している」と、小泉政権下で閣僚の〝未納3兄弟〟を引き合いに出した立花氏は「年金払わなかったらいけないんだったら、国会でとっとと罰則入れたらいい。今ごろ何を言ってるんだろうな…と。NHK受信料と一緒で払いたい人は払えばいいし、払いたくない人は払わなくていい。そのかわり年金もらえないよってすればいい」と主張した。
日本維新の会の馬場伸幸代表(57)は、中条氏の年金未納疑惑に精査すると述べたが、立花氏は「NHK党は自由にやっていただいて結構。我々は政策よりも人柄を重視します。政策よりも人。政治っていうのは政策よりも人柄っていうのをちょっと全面に出していこうと思っている」とし、NHK党へのくら替えを勧めていた。