NHK党の立花孝志党首(55)が13日、国会内で党の定例会見に出席し、3月上旬に帰国することを表明したガーシー参院議員(51)の逮捕の可能性について「逮捕されないのではないかと踏んでおります。少なくとも会期中には逮捕されないのではないか」との見解を示した。
立花氏は、NHK予算が審議される参院総務委員会でのガーシー氏の国会デビューを予告している。「3月27日の週までには帰国してもらって、先に事情聴取を受けてもらいたいと思っています。パスポートを警察にその場で渡してもらうのが一番安全だと思う。受理を拒否されたら参議院議長宛にパスポートを渡す、パスポートセンターに行って失効させる…ということによって、海外逃亡のおそれなしということを形にしておけば、証拠隠滅のおそれもないということで、逮捕されないのではと踏んでいる」と、ガーシー氏がドバイから日本に拠点を移すことで逮捕される可能性は低いとした。
同党の浜田聡参院議員(45)、立花氏がドバイに渡り、日本での本格的な議員活動について話し合うという。立花氏は「(顧問弁護士の)高橋(裕樹)弁護士がしっかりと説明をして、ガーシーが日本に戻ってくることについて特に問題ないだろうということで、彼も判断したんだと思います。日本に戻ってき来た時のガーシーの力っていうのは底知れぬものがある」と、ガーシー氏の決断に期待した。
ガーシー氏を国会会期中に逮捕する場合、逮捕許諾請求が必要となるが「(名誉毀損などは)言葉だけなので、誰かの体を傷つけたということもない。国会での質問を妨害するということですから、警察が逮捕状を請求する可能性も低いですし、仮にそれを請求したからといって、自民党が賛成するとは思えない」と話した。