N党・立花孝志党首、ガーシー議員の辞職求める声に反論 3月帰国しなければ除名受け入れる

杉田 康人 杉田 康人
NHK党の定例会見に出席した立花孝志党首
NHK党の定例会見に出席した立花孝志党首

 NHK党の立花孝志党首(55)が20日、国会内の定例会見に出席し、通常国会が召集される23日に登院しない見込みのガーシー参院議員(51)について「懲罰委員会を開くならどうぞやってください。3月に帰ってくるというのだから、議運(参院議院運営委員会)も待てばいいじゃないという話。除名するのは時期尚早だ」と述べた。

 立花氏は、日本維新の会の藤田文武幹事長(42)らからガーシー氏の進退を問う声が出ていることについて「ガーシーの仕事ぶりがわからないだけ。何をもって、ガーシーが仕事をしているかしていないと言うのかを問いたい。国会議員は時間を売っている仕事ではない。職場に来られないから仕事ができないとか考え方を持つのは自由ですけど。国会でくだらない質問をすることが仕事だと思っている人がいるから、28万8000票を超える票がガーシーやNHK党に集まった」と反論した。

 ガーシー氏は3月上旬の帰国を表明しており、同月27日にも開かれる参院の総務委員会で国会初登院を予定している。同党が郵便法違反で、NHKを警視庁に告発し受理されたことを持ち出した立花氏は「NHK問題にぶち当てたい。NHK問題はガーシーによって拡散してもらうしかない。これが国会議員の質問なのかと驚きのパフォーマンスをしてくれる」と、NHKの予算を審議する場での〝デビュー〟を重ねて予告した。

 一方で、立花氏は「もちろん、正当な理由があれば別ですけど、ガーシーが3月に帰ってくると言っているのに帰ってこなければむしろ一発で(懲罰委員会で)除名でいい」との見解を述べた。

 参院議院運営委員会は、ガーシー氏が提出していた海外渡航届の不許可を決定し、23日にもNHK党政調会長の浜田聡参院議員(45)にガーシー氏の帰国、登院を求める文書を手渡す見込み。立花氏は「3月上旬にはガーシーが帰国するので、お待ちいただきたいということを繰り返すお伝えするだけ」とした。

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