世界最高齢とされる女性が118歳で死去した。フランス人修道女のシスター・アンドレことリュシル・ランドンさんは、フランス南東部トゥーロンの介護施設で帰らぬ人となった。
ランドンさんは1904年に誕生。2つの世界大戦を生き抜き、カトリック信仰に人生を捧げ、1944年に修道女に。その118年の生涯で母国フランスの大統領の交代は27人に上る。
介護施設のスポークスマンが17日、ランドンさんの死をこう発表していた。「非常に悲しいことですが、愛する兄弟のもとに行くことは彼女の希望でした。彼女にとっての解放です」
ランドンさんは長らく欧州での最高齢を保持。昨年日本の田中カ子さんが119歳で死去したことで、世界最高齢のギネス記録を譲り受けた形となっていた。
2021年にはコロナに感染するも回復。ウイルスを生き抜き、最高齢の記録も持っていたランドンさんは目が見えず、車いす生活だったものの、自分よりもずっと年下の他の老人の人々の面倒を見ていた。