NHK党「性行為伴うAV禁止」に反対 立花党首「表現の自由侵害」 ガーシー参院選に擁立

杉田 康人 杉田 康人
定例会見に臨んだNHK党・立花孝志党首
定例会見に臨んだNHK党・立花孝志党首

 NHK党の立花孝志党首(54)が27日、都内で定例会見を行い、立憲民主党の一部議員を中心に「性行為を伴うアダルトビデオ(AV)禁止」の法律を目指す動きがあるとして「アダルトビデオの本番行為を禁止するような法案は、表現の自由に対しての法律による規制。憲法に保障された表現の自由に対して侵害をしようという法案には、全面的に反対」と話し、党として反対する姿勢を示した。

 立憲民主党の堤かなめ衆院議員(61)、森山裕之衆院議員(51)が25日の衆院内閣委員会で、AV出演被害防止・救済法(AV新法)に関する質疑で「性行為を伴うAVの禁止については立憲民主党として、この法律とは別に別途検討を続けることが可能と考えますが、いかがでしょうか」「性行為を伴うAV自体の禁止について検討を続けることを、なんら妨げるものではございません」などのやりとりがあった。

 堤議員らの動きを「AV禁止法」と表現した立花氏は、ホリエモンこと堀江貴文氏(49)の提案もあり、AV禁止法に反対するセクシー女優、男優ら5人を7月の参院選で東京選挙区などに擁立する方針だ。「AV禁止法に反対する方を擁立する。AVに対する国の規制に対して、性産業で働いている方の声を届けるため、いま探している」とし、Netflixの人気ドラマシリーズ「全裸監督」のモデルになった村西とおる氏(73)などにも声がけするという。

 立花氏は、AVのモザイク規制についても疑問を投げかけ「モザイクがあることによって、大きく犯罪とかつながるとか…ここは規制をする必要もなんじゃないか。これだけインターネットが普及しているから、いくら規制をかけても取り締まりができないんじゃないか」と持論を展開した。

 その上で、参院選の政見放送用に無修正のAVを持ち込むという。「モザイクするなりあえぎ声をカットするなり、どこまでが公序良俗に反するかという見解はお持ちだと思う。目的としては、NHKさんどう処理しますかと、いう基準が知りたい」と、NHKや選挙管理委員会の判断基準を問うとした。

 また、立花氏は、NHK党が参院選に暴露系ユーチューバーの東谷義和氏(50)を擁立するとした。YouTubeでの通称「ガーシー」で全国比例から立候補予定だという。

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