ジョン・レノンの元個人秘書、警備不足が銃撃死につながったと確信「あのドアは危険な場所。回避は可能」

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 ジョン・レノン
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 ジョン・レノンの元個人秘書は、ジョンに対する警備不足が殺害につながったと確信しているという。1969年から1973年までジョンとその妻オノ・ヨーコと共に暮らし、個人秘書として働いていた俳優でパントマイム・アーティストのダン・リヒター (83) は、42年前の12月に暗殺されたジョンは、自宅のあったニューヨークのアパートの玄関を決して使うべきではなかったと語っている。

 1968年公開のスタンリー・キューブリック監督による大作『2001年宇宙の旅』の冒頭で、雄猿を演じたダンは、デイリー・テレグラフ紙に「あのドアは危険な場所だった。それを見極め、回避することは可能だ。彼が使える通用口があったんだ」と当時の事情を語った。

 ダンはまた、ジョンがボブ・ディランに会うためニューヨークのプラザホテルを訪れた際、殺害される恐怖を感じたことを回想している。最初に車から降りて周辺の安全を確認したダンだが、ポケットに手を入れながら素早く近づいてきた男に恐怖を覚えたという。

 「死ぬかと思った。後になって、彼はホテルの警備員で僕らに助けが要るかを確認に来ていることがわかったんだ!」「それから全く目立たずボブがずっとそこに立っていて、迷彩服姿で笑っていたことに気がついた」と当時を振り返った。

 さらに、ビートルズを解散させたとファンから非難されていたヨーコを「人々は本当に嫌っていた」にもかかわらず、暗殺の標的になるとは思っていなかったと語っている。

 ジョンは自宅のダコタ・ハウスの外で、ビートルズの熱狂的なファンであるマーク・デイヴィッド・チャップマンに背後から5発撃たれた。ジョンがマークに話しかけ、レコードにサインした数時間後のことだった。

 チャップマンはJ・D・サリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』を拳銃と一緒に持っていたことが知られているが、警察に逮捕されるまで殺人現場に留まっていた。12回の仮釈放申請が却下された後、現在も刑務所に収監されている。

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