歌手のボブ・ディランがザ・ビートルズにマリファナを教えたという。ポール・マッカートニーやリンゴ・スター、今は亡きジョン・レノンやジョージ・ハリスンらビートルズのメンバーは、ニューヨークのホテルの一室で開かれたあるパーティーで、「良い大人」な態度を振舞っていたというが、あとからやってきたディランにリンゴがマリファナを勧められたという。
リンゴの話を聞き、他のメンバーもやってみたいと思ったそうで、英アンカット誌でポールはこう振り返る。
「こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、まぁ言っちゃうよ」
「あれは1964年8月、ニューヨークのパーク・アベニューと59番街の角に立っていたデルモニコ・ホテルでの事だった」
「その一室にいて、僕らはスコッチとコーラを手に、良い大人でいたんだ。何かのアフターパーティーだったと思う」
「そこにディランが現れて、ローディーと共に寝室に行った。それでリンゴは何をしているのか見についていったんだ」
「そしたら、ディランがマリファナたばこを巻いているのを見つけて、自分も吸ってきた。それで、僕らのところに戻ってきたから、『どうだった?』って聞いたんだ」
「リンゴは『天井が落ちてきているみたいだ』って言ってね。僕らもそっちの部屋に行って、『俺たちにもちょっと吸わせて!』って言ったものさ」
「あれが僕らが初めてハイになった日だったよ」