ロッテOBで野球評論家・里崎智也氏が29日、自身のYouTubeチャンネルを更新。27日深夜に放送されたTBS系「プロ野球戦力外通告2022」に出演した前オリックス・海田智行氏の言動がネット上で物議を醸したことについて言及した。
番組では今オフ、球団から戦力外通告を受けた海田氏がトライアウトを経て引退を決断するまでを密着取材。放送の中でスタッフに対する口調や打撃投手のオファーを受けた際の態度などが、ネット上で物議を醸した。
これに対し、球界の御意見番のひとりである里崎氏が即反応し、海田氏を全面擁護。「今回の報道で態度悪すぎとかあるけど、リアルドキュメンタリー番組だから、あの番組でかっこつけても逆にダメやと思う。スタッフのコミュニケーションも信頼関係があると思う。リアルをお届けするんだから」とした。
毎年、ネットでの反応も多い同番組。里崎氏は「批判、ごく一部の人だと思うんだけど。家の中のくつろぎ方、人それぞれじゃん。それに対してあーだこーだ言われてもたまったもんじゃない。リアルをお届けしないといけない」と語った。
海田氏が阪神の打撃投手のオファーを断った決断も尊重。「バッピが嫌なんじゃなくて、選手としての復帰を目指していたわけだから、『バッピか…』と言うやろ。金額じゃないのよ。500万で選手でも受けていたと思う」などと語った。
動画は15分1秒。里崎氏は現役時代に対戦した海田氏の印象や裏方として働くスタッフの過酷さ、選手のセカンドキャリアに関する野球界の現状なども解説している。