任期満了にともなう東京都西東京市議選(定数28)が25日、投開票され、無所属で出馬したお笑い芸人の長井秀和(52)が当選した。西東京市の活性化や積極的な情報発信による地方議会の透明化、カルト宗教問題などを訴え、立候補40人中トップ当選した。
よろず~ニュースの取材に応じた長井は、18日からの選挙戦で「芸能活動を振り返ってもなかった」というほど、声をからしていた。「間違いないっ!」の決めゼリフで日本テレビ系「エンタの神様」で人気を博したが「『エンタ』で見たというより、宗教問題で見たという人が多かった」と振り返る。
18日の第一声で「トップ当選を狙いたい」としていたが、狙い通りに3482票を集めた。「当選がゴールではない。西東京市の市政に全力で取り組んでいきたい。利権の癒着を徹底的に追及する」と期待を背負った。
創価学会を脱会し、宗教2世としても知られる長井は「地方選で、カルトと戦う議員を輩出したい。宗教2世で行き場がなくなった人の行き場となる団体を発足していきたい」と、決意を新たにしていた。
無所属で立候補したお笑いコンビ・キャベツ確認中のしまぞうZ(44)、政治団体「東京新党16」が支援したプロレスラーのザ・シャーク(46)、初陣となった政治家女子48党のあさひけいこ氏(56)、おだみつえ氏(40)は議席に届かなかった。