80~90年代に一世を風靡したアイドルグループ・光GENJIのメンバーで、タレントの大沢樹生(53)が22日、東京都西東京市の西武田無駅前で、同市議選(25日投開票)に立候補した覆面レスラー、ザ・シャーク(46)の応援演説に駆けつけた。
大沢は、2023年4月の東京都北区長選出馬をすでに表明。同区を拠点とするプロレス団体「シアタープロレス花鳥風月」が立ち上げる政治団体・東京新党16の支援を受ける。東京新党16が応援し、無所属で西東京市議選に挑戦したザ・シャークの隣でマイクを握り「子どもが遊べる、暮らせる、市民の皆さまが楽しく暮らせる地域をザ・シャークは創っていってくれる。みなさまの元気を取り戻せる1票をよろしくお願いします!」と声を張り上げた。
「未来に光 地域にGENKI」のキャッチフレーズで政界に挑戦する大沢は、サメのマスクに〝ガブガブ〟のかけ声で有権者に浸透を図るザ・シャークに「ガブガブ言ってないで市民の声をガツガツ聞いて、いい暮らしを再生していって」「プロレスラーなんだから西東京をパトロールしなさい」と、ジョークも交えながら約20分演説。握手を求めるファンに声をかけ、通勤・通学客が行き交う駅前の耳目を集めていた。
応援演説の経験はあるという大沢だが、政界挑戦表明後の街頭演説は初めて。「東京新党16の一発目の選手。なんとしてでも当選していただきたい。ザ・シャークにとってのクリスマスプレゼントになれば」と力を込めた。
政治団体として結成したばかりの東京新党16の発信力を課題に挙げる大沢は「人通りが少なかった。ステージでは私に注目が集まるが、街頭では素通りされる覚悟でいる。好かない2割、好きでいてくれる2割をのぞいた〝どっちでもない〟6割をいかに振り向かせるか」と、2023年に控える自身の選挙戦を想定している。「素直に思いを伝えることができたので、何よりです」と白い歯をのぞかせた。