ガーシー参院議員、来年国会登院意思は「建前」だった N党・立花孝志党首が説明「帰って来ることはない」

杉田 康人 杉田 康人
ガーシーこと東谷義和氏
ガーシーこと東谷義和氏

 NHK党の立花孝志党首(55)が23日、党の定例会見に出席。ドバイに滞在中のガーシー参院議員(51)と電話会談し「無理に(日本に)帰って来なくていい」と伝えたことを明かした。ガーシー氏は参院議院運営委員会からこの日を期限に、国会に一度も登院しない理由を文書で説明するよう求められていた。

 ガーシー氏は11日までに、議院運営委に宛てた回答書を公開。海外で政治活動を行うことが公約とし、実践していくと説明。2023年に帰国し、時期は未定ながらも通常国会に登院する意思を示していた。立花氏は「表向きには来年日本に戻って来て国会登院ということを言っていますけど、実質日本に帰ってくるということはないと考えております。私はそれでいいと思っています」とした。

 立花氏は、ガーシー氏の回答内容について「表の話と裏の話がある。表向きには、事情を聞かなきゃいけないということで、こちらも本音と建前の、建前の回答をしたに過ぎない」とした。不当逮捕や襲撃の可能性から身の安全を守るため、ガーシー氏に帰国して欲しくないとの従来の主張を繰り返し「絶対に戻って来てほしくないというのが一番の本音」と述べた。

 「裏の話」として立花氏は、自民党がガーシー氏に対して処分などを求めないとした。ガーシー氏が7月の参院選で、選挙に行かない人の関心を引いたとし「ガーシーは国会に行かないと言っているわけで、行かないということを貫いてもらうことによって政治、選挙に参加しない人が参加しやすくなる」と強調。すべての責任は自身にあるとし「そのぶん、私が一生懸命ガーシーの部屋で仕事をさせていただいている」と理解を求めた。

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