映画プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー(79)は、俳優ジョニー・デップ(59)が「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズに復帰することを熱望しているという。ブラッカイマーは、シリーズ5作品でキャプテン・ジャック・スパロウ役を演じてきたジョニーが、元妻アンバー・ハードとの名誉毀損訴訟に勝訴したことから、同役を続投できることを願っているそうだ。
ブラッカイマーは、デップ復帰に関して、最後の決断を下すのはディズニーだと、とハリウッド・リポーターに話している。
「彼らに聞いてください。私はその質問に答えられません。本当に知らないんです」「彼に出演して欲しいですよ。彼は友人ですし、素晴らしい俳優です。プライベートが私達がする全てのことに忍び込んでくるのは残念です」
また『ビバリーヒルズ・コップ』や『トップガン』といった大ヒット作も手掛けてきたブラッカイマーは、ジャック・スパロウのキャラクターが殺されることは決してないという。
「それはできません。彼を殺そうとしたこともありますが、うまく行きませんでした」と続けた。
ジョニー本人は同裁判中、初めて演じたのが20年近く前である同役に別れを告げる意向を明らかにしていた。
一方でブラッカイマーは、マーゴット・ロビーを主演に迎えた「パイレーツ・オブ・カリビアン」作品も企画中であることを明かしている。
またデップは、アンバーとの名誉棄損裁判の和解金100万ドル(約1億3000万円)を慈善団体に寄付する意向だという。2018年にアンバーがワシントン・ポスト紙に寄稿したドメスティックバイオレンスの被害者経験を綴った論説を巡る6週間に渡った裁判ではジョニーが勝訴、1000万ドル(約13億2000万円)以上の損害賠償の支払いがアンバーに命じられていたが、ジョニーはその一部を寄付する予定であることを弁護団が明かしている。