参政党街頭演説会にNHK党立花孝志党首、黒川敦彦幹事長が乗り込む 一触即発に 

杉田 康人 杉田 康人
参政党の街頭演説会場に訪れたNHK党の立花孝志党首
参政党の街頭演説会場に訪れたNHK党の立花孝志党首

 参政党の街頭演説会が14日、東京・新橋のSL広場で行われたが、NHK党の立花孝志党首(55)、黒川敦彦幹事長(44)が会場に乗り込み、公開討論を迫った。

 立花氏は会場後方で静観していたが、黒川氏は最前列で拡声器を使い「質問の時間を設けていただけないでしょうか」「公開討論やると言ったでしょ」と要求。参政党の松田学代表(65)、副代表の神谷宗幣参院議員(45)の演説中に割って入った。

 松田氏は黒川氏の絶叫に動じることなく演説を終えたが、神谷氏は「静かにしてください。妨害行為です」と再三警告。それでも討論を要求する黒川氏に、神谷氏は「チンピラみたいなのが寄ってきても相手はしない」と語気を強め「妨害行為がひどいので、街頭演説を中止します」とし、街頭演説会の途中で演説を打ち切った。

 NHK党は、かねてから参政党が支持者から資金を集める手法などに疑問を投げかけ、公開討論を求めていた。参政党の街頭演説会終了後、同地でマイクを握った立花氏は「黒川君のやったことはよろしくないでしょう」としながらも「質問を受け、回答していく。これが民主主義。質問をシャットアウトすることは、民主主義を否定すること」と、神谷氏らの対応を批判した。

 参政党の支持者からの「帰れ」コールや、黒川氏やNHK党の支持者が「逃げるのか」と神谷氏らに詰め寄るなど、昼下がりのSL広場は罵声が飛び交う一触即発ムードに包まれた。

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