8日投開票された衆院選茨城1区(水戸市など)に立候補し、落選した無所属前職の福島伸享(のぶゆき)氏(55)が12日、事務所の公式X(旧ツイッター)を更新。衆院議員会館内にある事務所と、都内の議員宿舎からの撤収を完了したことを報告した。
福島氏は「落選して一番辛いのは、議員会館と議員宿舎からの引き揚げ。落選を想定していなかったので、明日にでも仕事の続きをできるように書類などを机の上に置いていたものを、容赦なく処分しなければなりません」と嘆いた。
落選した議員は、4日以内に撤収するルール。福島氏は「そんな中、昨日は同級生を中心に仲間たちが早朝水戸からトラックを運転して来て、議員会館と議員宿舎の荷物をあっという間に積んで持って行ってくれました。感傷にふける暇もないパッパとした作業で、さっぱりとした気持ちになりました。仲間には感謝の思いしかありません。夜は惜敗した仲間たちと安い居酒屋で今後のことを話し合いました。その後、何もない宿舎に帰って一人ぼっちで東京の夜景を眺めて寝て、先ほど残った荷物を車に積んで水戸に帰ってきました」と振り返った。
さらに「これからは新しい生活を始めるために、まずは生活の糧を得たり、大学生の息子のアパートを探したりしなければなりません。『代議士は落選したらただの人』と言いますが、『ただの人』でもないどん底からのスタートです。何の見通しもありません。『次も頑張れ』という声を多くいただきますが、政治活動を継続する前に自らの生活を整えなければならないのが、無所属の政治家の現実なのです」と苦境にあえいだ。
福島氏は「多くの方のお支えをいただきながら、少しずつ立ち直っていきたいと思います」と結んだ。同氏は衆院議員を4期務めたが、衆院選で自民党の田所嘉徳氏(72)に2867票差で敗れた。