カタールで開催中のサッカーW杯の決勝トーナメント1回戦、日本はクロアチアと対戦し1―1で決着がつかず、PK戦(1―3)の末に敗れた。インターネットテレビ局ABEMAで解説を務めた元日本代表の本田圭佑は「よくやりましたよ」とイレブンをねぎらった。
4度目の挑戦となったベスト8の壁だったが、またしてもはね返された。日本は前半43分に前田大然が先制ゴールを決めるも、後半10分にペリシッチにゴールを許し、追いつかれた。延長戦で得点は生まれずPK戦に。日本は南野、三笘が連続で止められ0―2の劣勢となった。浅野が決め、相手が外したため1―2となったが、続く吉田が止められ力尽きた。
決勝トーメント1回戦のPK決着は、10年南アフリカ大会以来。同大会で日本の顔だった本田は「ここで(ベスト8に)行かなかったらいつ行くの。PKは運なんで、今度は勝たせてよ」と願ったが、届かなかった。
敗退が決まり、うなだれるチームに向け、本田は「よくやりましたよ。4回目の挑戦で、PK2回目。切り替えるしかないわけですよ。きょうから次のW杯に向けた戦いは始まる。ドイツ、スペインに勝った記録は残り続ける。勝負の世界で負けるのは仕方ない。結果だけみると、帰ってきたら称賛されるんじゃないですか。想像を超えて予選リーグを突破して、PKまでいったわけですから」とねぎらった。