東証上場の社長が〝親ばか〟ツイッターで謝罪 「電車の迷惑行為助長する不適切発言」役員報酬10%返上も

杉田 康人 杉田 康人
画像はイメージです(ユキ/stock.adobe.com)
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 東証グロース市場上場で、飲食店求人サイト・クックビズを運営するクックビズ(大阪市)は18日までに、代表取締役社長の藪ノ賢次氏が、SNSで不適切な書き込みをしたとして謝罪した。

 同社は「個人の立場として発信したものでしたが、電車の迷惑行為を助長する可能性がある不適切な発言で、弊社取締役として、節度や配慮ならびにマナーにも欠けており、当人も問題だと認識し深く反省しております」とした。

 藪ノ氏は16日午後9時45分「起業家あるある?」との書き出しでツイッターに「先週末三男(5歳)と電車に乗ったら、自由にさせすぎたのか隣りのお爺様に『人に迷惑をかけるな、躾をしろ』とめちゃくちゃ怒られる…私は反論して、『子どもは泣いたり騒いだりするのが仕事。うちの家では過度に周りに迷惑をかけるなとは躾けていない』」と投稿した。

 続けて「『子どもの探究心を伸ばしたいから、見ず知らずのあなたの価値観を我々に押し付けないで欲しい』と伝えました。当然お爺様は憤慨してましたが、三男を後で『傷ついた?お父さんが守ってあげるよ』って言ったら『全く!!』とあっけらかんとしていました。さすがうちの子」とつぶやいている。

 ツイッターでの炎上を受け、同社では17日午後2時に、緊急対策本部を設置し対応を協議。午後5時から社外委員や外部の専門家を含めた対策委員会を設置し、再発防止策を協議。藪ノ氏の申し出により、2023年2月までの3カ月間、役員報酬月額の10%を自主返上することを発表した。

 藪ノ氏はツイッターで「当社取締役としての立場上、電車での迷惑行為を助長する可能性がある不適切な発言でした。今回ご迷惑をおかけした乗客の方、起業家や電車を利用される皆さまに大変不快な思いをさせてしまいましたことを心からお詫び申し上げます」と謝罪した。

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