元バレーボール全日本女子選手の大山加奈さんが17日、自身の公式インスタグラムを更新。今月7日にインスタグラムで、双子ベビーカーでバスに乗車できなかったことを嘆いたところ〝炎上〟状態になったことを受け、バス会社と意見交換会を行ったことを明かした。
大山さんは「先日、東急バスさんからお声がけいただき意見交換会を実施しました」と公表。「今回、想像以上に多くの反響がありましたが、これを機に双子ベビーカーでも構えたり諦めたりすることなく安心してバスを利用できるよう利用者とバス会社さんとの相互理解が深められればという思いから、実際に運転士のみなさんに双子ベビーカーの重さを感じてもらったりバスへの乗せおろしや車内での転回がどのくらい大変なのかをぜひ体験していただきたいという旨を伝えさせてもらい、今回の意見交換会が実現しました」と経緯も明かした。
交換会では、実際にベビーカーでの乗車を再現しながら、バス運転士やバス会社社員と意見を交換。「相互理解が深まる素晴らしい時間となりました。『ぜひ安心してご利用ください』という心強くありがたいお言葉もいただきました」と喜びをつづった。
その上で「自分もですがみんながちょっとの優しさとちょっとの思いやりを持ち双子ベビーカーだけでなく1人乗りベビーカーの方、お子さん連れの方、車いすの方、ご高齢の方、すべての人が安心して利用できる乗り物であってほしいですね」と提言も。「お忙しい中、貴重なお時間を作っていただいた東急バスさま、ありがとうございました‼」と感謝で締めくくった。
大山さんは7日、インスタグラムにベビーカーに乗った双子がバスに乗った画像を掲載。「バスに乗れなくて泣く日が来るなんて…」と、後部のドアから乗車しようとしたがドアを開けてもらえず、次のバスでも乗降の際に運転手から協力を得られなかったことなどをつづり、「迷惑な存在だと思われたことがやはりとても悲しくて…あのバスが走り去る光景 思い出すとまた涙が出て来ます…」と吐露した。
そして翌日には「手伝ってもらう前提で行動するなという声が多数きていて…それ以外にも心ないコメントに心がやられそうでSNS開くのも勇気がいる状況ですが…子どもたちからのメッセージに救われる…そうだよね頼っていいんだよね」と、批判的な声が多く寄せられたことも告白。「みんな迷惑だと思ってるんじゃないかって。外出するのさえ怖くなる…」と悲しみを漏らしていた。