ロシアのミサイル攻撃で妊娠中の女性ら死亡　ガソリンスタンド直撃で全焼、痛ましい無差別攻撃

　ウクライナ南東部ドニプロで25日、ロシア軍のミサイル攻撃がありガソリンスタンドが全焼した。ウクライナ国家緊急事態局によると、ミサイル攻撃の直前にこのスタンドで給油した車が巻き込まれ、乗っていた妊婦の女性が死亡した。

　攻撃を受けた車の助手席で死亡した女性が妊婦だったという。車はスタンドから数メートルの場所で発見された。

　国家緊急事態局の地元当局者は「救急隊は残念ながら、女性がミサイル攻撃で死亡したことをその場で確認した。運転手も女性で、現在病院で治療を受けている」と説明した。

　現場に駆け付けた救急隊員の話では、被害者は給油を終え、ガソリンスタンドを出ていくところで直撃されたという。

　8日のクリミア橋爆破をきっかけに、ウクライナではロシア側による無差別的なミサイル攻撃が続き、インフラを破壊され、民間人にも被害が相次いでいる。