N党・立花党首、ガーシー参院議員の帰国→国会登院意思に「帰ってこなくていい」 理由を語る

杉田 康人 杉田 康人
ガーシーこと東谷義和氏
ガーシーこと東谷義和氏

 NHK党の立花孝志党首(55)が、このほど国会内で行った党の定例会見で、来年1月の通常国会に合わせ滞在先のUAE(アラブ首長国連邦)ドバイから帰国する意思を示しているガーシー参院議員(51)について「僕は帰ってこなくていいと思っている。ドバイでしかできない、世の中を変えることはあると思う」とし、海外に滞在し続けることを望んだ。

 立花氏は「最初から帰らないと言っている。僕は(帰国は)必要ないと言っているので。ガーシーがドバイにいることによって、この国の改革がされるっていうことに期待していただく人だけが期待してもらって。もしガーシーを辞めさせるみたいな動きがあるようでしたら、党として全面的に戦っていく」と強調。海外に在住したままの議員活動を支援するとした。

 ドバイで〝暴露拠点〟のオンラインサロン「GASYLE(ガシる)」を運営するガーシー氏に、立花氏は「国会議員として暴露をすることに意味がある」ということを伝えてきたという。「一般人が芸能人の暴露をすることと、国会議員が暴露をすることでは全然世の中違う。世の中、誰が言っているかが大事なんですよね。立場がどんな立場なのかが、すごく大事」と説明した。

 国会議員を続けようとする意思を、ガーシー氏から強く感じるとした立花氏は「国会議員として、暴露をしてもらったほうが効果がある。そう思っているんで。ガーシーが国会議員を辞める必要はないし、むしろ国会議員を続けてほしいと思っている」と力説した。

 ガーシー氏の帰国意思については「彼も国会議員を続けるべきだと思っているので、一度国会に出席というか登院したほうがいいと思っているんじゃないか。様子見というか、どういうリアクションがあるのかというので『通常国会には』っていう発言をしているんじゃないかな。国会で仕事をしたいというよりも、国会議員を辞めたくないという思いが強いから、言ってしまっていることなのか」と真意を測った。

 立花氏は、ガーシー氏が警察による不当逮捕の恐れがあるとして「通常国会は6カ月もあるので、不逮捕特権は間違いなくあるんじゃないかと思います。任意の取り調べっていうのは当然行われると思う。本人が帰ってくるということはできなくはないと思うんですが、帰ってきて警察に何か嫌疑かけられてガチャガチャやるよりも、そこ(ドバイ)でやってほしい。変に帰ってきてほしくない」と、帰国後の身を案じる。

 ドバイにいながら、暴露活動をするガーシー氏を「最初からドバイという場所にいて、暴露を続ける意味はすごく大きい。ドバイにいたまま情報が入ってくる。そこから情報の発信をして日本国内で周知ができる。まったく新しい攻撃方法をつかんだ。よく理解できている国民は期待してると思う」と評価。その上で「日本に戻って来てやれることと、ドバイでやれることは変わりがないと思っている。なぜ、ガーシーに戻って来てほしいというのかがわからない」と疑問を投げかけた。

 立花氏は「国会議員の人たちが帰って来いと本当に思ってて、ガーシーを国会から除籍しようとする動きがあるなら帰って来てでもやるべきだと思いますけど…。そもそも、そんなにこの国に帰ってきて欲しいと思っているんですか?」と、国会に出席しないガーシー氏への懲罰や除名などの動きをけん制。「国会に来いと言ってる人たちは、はっきり言ってバカだと思っている」と切り捨てた。

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