マスクの影響?コロナ禍が赤ちゃんのコミュニケーション発育の阻害か 言葉を覚える早さに差が

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 ※画像はイメージです
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 新型コロナウイルスによるパンデミックが、赤ちゃんのコミュニケーションに悪影響を及ぼしていることが判明した。人間の子供は、赤ちゃんの頃は保護者の目、少し大きくなるとコミュニケーション技術の基本を学習するために口を見据えることで知られている。

 しかし、ロックダウンとマスク着用が日常となり、赤ちゃんが視覚的合図を把握する機会が減少、発育に障害が出ているという。

 アイルランドのダブリンにあるユニバーシティ・オブ・メディシン&ヘルス・サイエンスの研究チームは、生後12カ月の赤ちゃんたちをパンデミック後、数カ月に渡って調査した。1つの単語を言えたのは77%で、普通の状態での89%を大きく下回る結果となった。

 研究者らは「パンデミックに関係した社会的孤立が、その間に誕生した赤ちゃんたちの社会コミュニケーションのスキルに影響を与えていると言えます」と話す一方、この健康危機が収束することでそのスキルは改善されるとして、「赤ちゃんは普段は沈黙し好奇心旺盛です。社会が元に戻ると共に人の輪も広がり、社会コミュニケーションのスキルも発達していくでしょう」と続けた。

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